子どもみんなプロジェクトとは

子どもみんなプロジェクトとは?

不登校、いじめなど、子どもの問題を、こころの発達の視点から解決する
教育の問題は、私たちの未来
子どもと先生を支える、全員参加のプロジェクト

 

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子どものこころの発達を『見続ける』

不登校、いじめ、暴言暴力、キレる子ども、非行など
子どもの問題は、どんな環境で、どんな風に起こっているのだろう?

  • 教育現場で起こっている子どもの問題について、その数だけでなく、背景、原因、子どものこころの発達との関連などについて、継続的に情報を収集します。
  • それらの情報について検討会を、教育者と研究者で定期的に開催します。

 

子どものこころの発達を『知る』

子どもの問題はどんな仕組みで引き起こされるのだろうか?
どういう子どものリスクが高く、どんな支援に効果があるのだろうか?

  • 情動の爆発的な表出にどのように対応するのか、内在化したストレスをどのように把握し対応するのかという問題は、教育現場の喫緊の課題となっています。教育現場に蓄積された実践知を収集し、その基礎にある仕組みを解明するための研究を推進します。
  • 収集したデータを、個人情報、倫理問題に配慮した上で、研究者に公開し、子どもの情動発達に関する研究、教育現場の様々な取組の効果の検証を進め、より良い教育実践を広げます。

 

子どものこころの発達を『支える』

具体的には、どんな教育、支援をすればいいのだろうか?
今の学校、先生たちの良さを最大限に活かす方法とは何だろうか?

  • これまでの基礎的研究を、教育現場で活かせる具体的な手法に落とし込むことで、科学的根拠のある支援プログラム、教材、教員研修プログラムの開発を行います。
  • 子ども一人一人の情動行動を継続的にとらえることにより、問題行動に対して予防的に働きかけることができる仕組みを創発します。
  • 教員、支援者が、科学的根拠のある情報に、簡単にアクセスし、研修できる仕組みを作ります。

 

さあみんなで

子どもたちは、私たちの未来。
今、我が国には、子どものことに必死に取り組んでいる先生たちがいる。親たちがいる。研究者がいる。この問題は、全ての人が関わるべきこと。

  • このプロジェクトは、子どもたち自身はもちろん、何よりも学校で奮闘する先生たち、毎日の子育てで悩みながらも子どもたちを支えているお父さん、お母さんが、もっと元気に、そして楽しく子どもの問題に対応できるようにすることを目的にしています。
  • 子どもの発達を研究している専門家が、分野を超え、現場の先生たちのニーズに応じて、その解決方法を考え、具体的に提案していきます。子どもの発達に関して、全ての人が手を携え、協力していきます。
  • このプロジェクトの成果は、学校の先生たち、保護者の皆様をはじめとする、全ての国民に還元されます。

 

ご挨拶

片山泰一

子どもみんなプロジェクト(情動研究・教育センター企画運営協議会)会長
大阪大学大学院 大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科 教授

いじめ、暴力、不登校など、深刻化する子どもの問題に対処するため、子どものこころの発達や情動について、科学的に解明する必要性は高まっています。子どもたちを継続的に見守る追跡調査、情動に関する研究成果の集約、そして研究者間、研究者と教育関係者間の連携体制の構築が必要であるとする、文部科学省の「審議のまとめ」を受け、「子どもみんなプロジェクト」が発足いたしました。

教育現場からは、学校の課題、課題を解決するためのデータ、様々な困り感あるいは問題意識、どんなプログラムがあればいいか、効果検証をどんなふうにしてほしいか、といったことを研究者に投げていただき、研究者からは、それらを受けて、子どもの教育プログラムや先生への研修プログラムなどに還元していきたいと考えています。そして最終的には、学校現場において、すべての成果が子どもや先生、保護者に返るようにするというのが「子どもみんなプロジェクト」の趣旨です。

 

kawai河合優年

子どもみんなプロジェクト(情動研究・教育センター企画運営協議会)事務局長
武庫川女子大学教育研究所・子ども発達科学研究センター センター長、教授

「子どもみんなプロジェクト」に参加する9大学は、これまで子どもの発達と教育についての基礎研究と実践活動を行ってきました。取り組みの大きな目標は、子どもたちの育ちと学びを一人一人の「自己抑制やおもいやり、レジリエンスなどの情動行動に関する視点」から継続的に追跡し、個に応じた支援を進めるためのプラットフォーム作りにあります。

平成27年度は、そのスタートアップとして位置づけ、各連携教育委員会や文部科学省と調整しつつ、次年度以降にむけてプラットフォームの在り方について検討します。今後、我が国の教育の発展と、全ての子どもの健やかな発達のために、教育現場の実践に携わる人と研究者が、課題を共有し、それぞれの立場からその解決に努力することができるように、議論し、具体的な方策をまとめ、共有するシステムの構築を目指していきたいと考えています。

 

子どもみんなプロジェクト 組織図

組織図