学校風土尺度について

学校風土(School climate)とは?

学校風土が良いことは、児童生徒の行動上の問題の改善だけでなく、学業成績の向上にとっても、最も重要な要因の1つであることが、諸外国における研究から分かっています。

学校風土は、一人一人の児童生徒、教職員の感じ方であり、個人の経験に基づくものですが、個人の経験を超えた集団現象であるとされます。National School Climate Councilは、学校風土を次のように定義することを提案しています(Cohen, 2014)。

「学校風土とは、学校生活の特性と質であり、それは児童生徒・保護者・教職員の学校生活における経験に基づいている。また、規範、目標、価値観、人間関係、教えと学びの実践、組織体制を反映するものである」

学校風土が良いかどうか、学校風土が改善したかどうかを知るためには、まずは正しく測定されることが必要です。子どもみんなプロジェクトでは、諸外国で用いられている学校風土尺度や、我が国で用いられている質問項目から、日本の学校風土を測定するための項目を選び出しました。そして一つ一つの項目が、きちんと学校風土を測定しているか、小学生と中学生や男女で答え方に違いがあるか、といったことを検証しました。そして学校風土尺度を開発しました。

 

学校風土尺度 利用上の注意

学校風土尺度は無料でご使用いただけます。しかし、本尺度を正しく使用していただくために、利用の申請をしていただいています。また使用にあたっては、次のことをお願いしています。

  • 尺度を用いて得られた得点は、学校や学級、教員の質等に関する他の指標との関連は調べられていません。よって、学校や学級の序列化、教員の評価には使用できません
  • 科学的な根拠なく、本尺度の一部のみを利用しないでください。
  • 学校風土尺度はまだ開発途上の段階にあります。更なる向上のための研究にご協力をお願いする場合があります
  • 現在の尺度の対象年齢は小学4年生から中学3年生としています。小学3年生以下に実施する場合、正しい結果が得られない可能性がありますので、使用しないでください
  • 学級での実施の際は、可能な限り担任以外の教職員が実施し、誰が書いたか分からないように回収してください。
  • 小学校で実施する場合は、教員が一つ一つ項目を読み上げ、一項目ずつ児童に回答してもらうことが望ましいです。
  • 実施の前に、必ず【回答の仕方について】、【データの取り扱いについて】を読み上げてください。
  • 回答は、あまり深く考えず、直感的に選んでもらうようにしています。「学校」という言葉に何を思い浮かべるかは個人によって異なります。児童生徒からの質問については、原則として「思った通りに回答してください」とお答えください。

 

学校風土尺度ガイドラインのダウンロード

こちらより、「学校風土尺度ガイドライン」をダウンロードして、「利用申請書」をご提出ください。

利用許可のご連絡と一緒に「学校風土尺度」ダウンロード用URLをメールにてご案内いたします。

 

 

※「学校風土尺度」は文部科学省委託事業「子どもみんなプロジェクト」の取り組みで作成されたものであり、尺度の一部や、内容を改変して利用することを禁じます。