武庫川女子大学

武庫川女子大学  子ども発達科学研究センター

急激な社会変化の中で、子どもたちがどのように発達しているのかを明らかにし、すこやかな育ちと学びを支援する。子ども発達科学研究センターでは、研究と教育、そして地域貢献という3つのミッションを具体的に進めています。

研究活動

「脳科学と社会」研究開発領域 計画型研究開発「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」 平成16(2004)年度~平成20(2008)年度 “Japan Children’s Study (JCS)”通称:『すくすくコホート』(『すくすくコホート三重』『武庫川チャイルドスタディ』を含む)
―――子どもたちの発達に社会の変化がどのような影響を与えているのか、小児科学、脳神経科学、心理学、教育学、疫学、統計学の分野から学際的に、科学的な手法を使って明らかにしようとする試み。

「乳幼児の個体・環境要因が児童期の社会的行動に及ぼす影響についてのコホート研究」 平成21(2009)年度~平成25(2013)年度 通称『すくすくコホート三重』『武庫川チャイルドスタディ』
―――上記JCS(平成16~20年度)協力者の一部を、引き続き5年間追跡した。これによって、JCS研究そのものは約10年に及ぶ長期研究になった。JCSで得られた発達初期の母子関係、生育環境、個体の生育状況等の情報を、この5年間の継続によって、児童期~学童期の社会性の発達と結び付けて検討することが可能になった。また、この10年間に得られた誕生直後から学童期までの発達指標を接続し、データベース化することも重要な目的である。

「乳幼児期の個体・環境要因と児童期の社会的行動の生物学的基盤についてのコホート研究」 平成27(2015)年度~平成29(2017)年度 通称『すくすくコホート三重』『武庫川チャイルドスタディ』
―――平成16年度からの追跡研究がさらに3年間の予定で延長された。これにより、『すくすくコホート三重』は、小学校を卒業するまで追跡が可能になった。ストレスに対する反応など、生物学的な基盤が、社会性の発達とどのように関連するのかを明らかにしていこうとしている。

小学校適応についての比較文化研究
―――米国ワシントン州にある武庫川女子大学アメリカ分校の「Mukogawa Fort Wright Institute」を拠点に、ゴンザガ大学との間で、小学生の学校適応についての比較文化研究を進めている。

西宮市での社会貢献活動

  • 専門職の方のための「子どもの発達」を学ぶ会
    ―――西宮市で子どもに関わる専門職に従事している方を対象に、勉強会を月1回程度開催している。保健師や保育士が現場で直面している問題を取り上げると同時に、主に乳児期から幼児期を対象に、育ちに難しさを抱えている子どもをどのように理解し、支援していくのか、参加者と共に学びを深めている。
  • 西宮市10か月児健康診査への資料提供
    ―――10か月児の現状調査のため、乳児後期アンケートが西宮市と共同で実施された(平成20(2008)年度)。これをもとに、平成21(2009)年度から10か月児アンケート健康診査が4年間実施された。平成25(2013)年度からは個別診査が開始され、その際、これまでに得られたデータが資料として提供された。さらに、平成20(2008)年度から3年度分については、1歳6か月、3歳の健康診査時に合わせて追跡のアンケート調査が実施された。3時点のID照合がされた、7000人を超えるコホートデータセットが作成され、分析が続いている。

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